いやな夢
いやな夢を見た。
たぶん一般教養の科目の授業だろう、名前のわからない学生がたくさんいる大きな教室で授業をしている最中だった。教室の前の方に座っている学生に何か質問をしようとしていると、教室の後ろの方から何人かの学生が出て行くのが見える。追いかけていくが廊下に出たところで見失う。教室に戻ってみると、学生の多くが立ち歩いていて、教卓のところまでたどり着いてみると、教卓の上に置いてあった教科書、出席簿のファイル、筆記用具などが床に散乱している。万年筆なんて念入りにインクカートリッジまで外してばらばらにしてあり、床にインクの染みができている。そのころにはかなりの学生が教室から立ち去っている。その風景を前に、途方に暮れてしまう。
そこで目が覚めた。
授業の準備が間に合わなくて授業で立ち往生する夢は以前に何度か見た覚えがあるが、授業中に学級崩壊状態になり自分に敵意や悪意が向けられる夢を見たという記憶は、これが初めてだと思う。
夢の象徴分析をするような趣味はないが、学生が授業についてこない状況を恐れる気持ちが自分にあることは否定できない。今の職場に移ってからのこの1年というもの、それまで経験したことのない持ちコマの多さなのだ。授業の準備が丁寧にできていない、学生に十分に手間をかけることができていない、総じて授業の質が下がっている、という感覚も、以前の職場にいたときと比べて格段に強まっている。
いずれにしろ、授業をなりわいにしている者にとって、授業がうまくいかない夢というのは、なかなかきついものだ。
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