カテゴリー「育児」の22件の記事

2016-04-12

幼児の問題行動は「老化」バイオマーカーとつながっているかもしれない

Twitterで拾ったPsyPostの記事。
Early behavior problems may be linked to ‘aging’ biomarkers in preschoolers


元ネタはWojcick, et.al. "Telomere length is associated with oppositional defiant behavior and maternal clinical depression in Lation preschool children"

幼児の反抗挑戦行動と白血球のテロメアの短さに関係がある,という研究。テロメアが短いと行動上の問題が起きる,というような直接的なつながりが示せているわけではない。母親のうつ病と子どものテロメアの短さの関係も言っているが,一方で子どもと母親の両方のテロメアが短いという話もあったりして,いろいろ絡み合っているものの簡単な因果関係では言えそうにはない。

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2016-03-16

低所得層の子どもの脳の発達は家庭訪問で促進されるかもしれない

ずいぶん長いこと中断していたこのブログに,もう一度チャレンジ。
Twitterで拾ったLisa RapaportによるReuters Healthの記事。
Home visits can boost brain development for low-income kids

タイトルで「脳」を出すのはちょっと話を盛りすぎの気もするが,早期の教育的介入の効果への希望が感じられる研究ではある。

元ネタは,C. M. Bann, et. al.のPediatrics April 2016の論文"Home-Based Early Intervention and the Influence of Family Resources on Cognitive Development"。

親が幼児と認知的スキルを使うことを援助するような家庭訪問によって,低所得世帯の子どもの脳の発達が助けられるということを示唆する研究がある。

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2011-11-03

子どもたちは直接広告と親の影響で食べ物を選ぶ

twitterで拾った、PSYPOSTの記事。幼児が広告の影響を受けやすい、という話。実際のところ子どもに食事を提供するのはたいていの場合おとなだから、食物の選択に関しては周囲のおとなの影響力はたしかにあるだろう。広告と子どもの選好というこの図式は、おもちゃメーカーとタイアップしたアニメや戦隊ものの番組のお子さま商売が日本で効果的なビジネスモデルになっていることとも共通する部分がある。ただ、食事と比べて親のコントロールで子どもの欲求を満たしにくいテレビやおもちゃの分野においては、両親の広告対抗力はやや分が悪いかもしれない。

Children’s food choices are affected by direct advertising and parental influence

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2011-06-05

言語パターンは子ども時代の発達を通じて激しく変化する

Twitterで拾ったScience Dailyの記事。
強調の意味を持つ北海道弁「なまら」が主として男子中高生によって多く使用されるというような、仲間関係の共有を強調するための方言の使用みたいなことも関係あるのかもしれない。

Language Patterns Are Roller-Coaster Ride During Childhood Development

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2011-02-23

乳児期の人間関係と成長してからのカップルの口論のあとの仲直りの関係

ツイッターで拾ったMedical News TODAYの記事。

単に幼い時期の経験がその人の将来に影響するという話で終わらせるのではなく、将来のパートナーさえ救う力になるかもしれない、というストーリーはなかなかロマンチック。

(追記)元のアブストラクトはこちら。@symphonicworks( Takuro Maruyama ) さんから情報をいただきました。ありがとうございます。(2011-02-24)

Infant Relationships Affect How Couples Recover After An Argument Later In Life

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2010-09-23

赤ちゃんを「赤ちゃんのような眠り」につかせる方法




PsychBlogで紹介されていたPsychWorldの記事。ごく幼いうちから子どもを子ども部屋で寝かせる欧米的な慣習のもとで問題になりやすいことではあるが、日本でも、親が常に添い寝して一緒に寝てしまうわけではない以上、入眠の分離としての意味合いはある程度共通なのだろう。

How To Get Your Baby To Sleep Like A Baby

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2010-09-13

親による幼児の尻たたきはアメリカでは一般的

ついったーで流れていたMedical News Todayの記事。夫婦仲が悪いと子どもがとばっちりを受けやすい、というのはありがち。もちろん、日本でも同じような傾向はあるだろう。

Toddler Spanking by Parents Common In The USA

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2010-08-31

イメージング研究が育児語の神経的起源を解明する

ついったーで流れていた、Medical News Todayの記事。正高信男さんの『ヒトはなぜ子育てに悩むのか』に、子ども相手の絵本読みを学生にさせたら、きょうだいのいる人では育児語的なハイピッチと抑揚の強調が起きるのに、一人っ子の人には起きない、というデータが紹介されていたのを思い出す。こっちのほうが、奇妙だけれどもまだ説得力があるなあ。この手の脳科学のデータは、「脳のその場所が活性化しているから、だから何?」とつい思ってしまう。

Imaging Study Sheds Light On Neural Origins Of Baby Talk

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2010-08-21

母が知らなくて医者が言わないこと:早期に発達の遅れに気づく

たぶんBPS Research Digestあたりで流れていたはず(しばらく放置しておいたらソースがわからなくなってしまった)の、Wiley Online Library掲載の論文アブストラクト。母親の半分が十代で出産していて三分の二の世帯が年収170万円以下の地域、というのは、それだけでもかなり苦しい感じだが、そこで子どもの3〜4人に一人が発達に気になるところがあってスクリーニングに引っかかってくる、というのも、想像を絶するような世界だ。ただ、現実にそういう場所があっても、そこで、母親自身が子どもの発達のことを気にかけることができるようにしようとしている人たちがいるらしいことに、何となくほっとしもする。もちろん、もっと大きな問題はそこから先、気づいたあとどうするか、ということなんだろうけれど。

What mothers don't know and doctors don't say: Detecting early developmental delays
Smith, L. E., Akai, C. E., Klerman, L. V. and Keltner, B. R. (2010), What mothers don't know and doctors don't say: Detecting early developmental delays. Infant Mental Health Journal, 31: 455–466. doi: 10.1002/imhj.20266

全文はこちら。PDF版はこちら

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2010-08-17

家族のおしゃべりが生徒の学習を助ける

ついったーで拾ったMedical News Todayの記事。

こういう対話を、ほどほどの加減でうまくやるにはセンスがいるものだと思うのだけれど。

Family Chats Can Help Students Learn

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  • 北海道地方の大学教員