カテゴリー「認知」の13件の記事

2012-03-16

生まれつき指のなかった女性の幻指

The British Psychological Society Research Digestの記事。「脳の中の幽霊」以来、ラマチャンドランの幻肢の話は好きなので、久々の更新でリハビリがてら読んでみた。

ラマチャンドランの本はこれ。


The woman who grew phantom fingers that she'd never physically had

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2011-10-11

問題を解決するのに心と体を使う

かなり前にTwitterで拾ったMedical News TODAYの記事。

アフォーダンスに応じて環境とかかわる、という生体の根本に照らせば、至極当然なのかもしれない。
こういうシンプルな実験でものを言えるのって、とても面白いことだなあ。

Using Mind And Body To Solve A Problem

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2011-02-26

いい日であるように、そのつもりで微笑もう

Twitterで拾ったPSYPOSTの記事。性差に重点が置かれた記述になっているが、仕事上の微笑にも感情の裏づけが必要だというふうに読めば、「フィッシュ哲学」の有効性の傍証としても受け止めることができそうだ。

For a better workday, smile like you mean it

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2010-10-23

自閉症児はスクリーンセイバーが好き

Neuroskepticの記事。選好が偏らないでランダムに現れてくるのが特徴かと思えば、さにあらず、個人内で一貫しているということも確かめている。とすると、自閉症児の中にも、Socialなのとそうでないのがいる、ということになる。非自閉症群がほぼ全員socialなほうを選好しているということからすると、socialityが自閉性とは別の次元、というわけでもない。何がここに現れているのかな。不思議だな。

Autistic Toddlers Like Screensavers

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2010-10-05

教育前の介入が学習を最大にする

Research Blogging経由で拾ったRichard N. LandersによるThoughts of a Neo-Academicの記事。口で言うほどやさしくはないが、余裕があれば授業の設計段階からいろいろ試してみたいことはある。その余裕がない(更新が滞っていたのもそのせい)ことが、学生にとっても私自身にとっても不幸なことだなあ。

Pre-Teaching Interventions to Maximize Learning
2010 August 24

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2010-09-06

幼児の魔術的信念と儀式

友人に紹介された文献のアブストラクト。これだけだと、子どもが何歳くらいなのか、男女の人数はどうなのか、よくわからないけれど、小学生の女の子たちがやるような願掛けとか縁起担ぎみたいなものが、実は単純に子ども集団の文化みたいなことだけではなくて、一人一人の認知スタイルのような持ち味とも関わっているのかな、と思わせられる。

David W. Evans, Melissa E. Milanak, Bethany Medeiros and Jennifer L. Ross
Magical Beliefs and Rituals in Young Children
CHILD PSYCHIATRY & HUMAN DEVELOPMENT
Volume 33, Number 1, 43-58, DOI: 10.1023/A:1016516205827

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2010-08-22

手紙よりメールのほうが嘘をつきたくなる

ついったーで拾ったPSYPOSTの記事。手書きの手紙と比べると、電子メールというのは個人のシグニチャが相当少ない、ということも影響があるかな。こういう没個性性を、子どものときからどんどん経験させたほうがよい、と単純に言ってよいかどうか。

Federated Science Fund taskって何だろう。適切な訳語が探せなかった。

People More Willing to Lie Using Email than Using Pen and Paper

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2010-08-20

英字と数字の認識の神経プロセス

ついったーで拾ったMedical News Todayの記事。脳のイメージングを使った研究が花盛りな中で、古典的な誘発電位を使った認知実験をやっているところにちょっと注意を引かれた。

Scientists Explain The Neurological Process For The Recognition Of Letters And Numbers

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2010-08-09

言語は思考を左右するか

ついったーで拾ったAPS Observerの記事。果たしてこれが言語そのものの機能の表れなのか、それとも文化的な構えや選好に由来するのか、解釈は微妙な気がする。それにしても、なかなかえげつない手法の研究だこと。

Can Language Influence Our Thoughts?
July 14, 2010

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2010-08-07

fMRIでみる子どもと大人の文字処理

 Research Bloggingで流れていたReading and Word Recognition Researchの記事。学生時代にもこの手のことは比較的身近な話題だったのだが、当時は認知課題の反応時間が主要な指標だったように思う。
 大学院生になった最初の頃、スタンバーグの記憶検索実験の手続きを使って、数字とか、単語とかの検索項目の違いによって誘発電位がどのように違ってくるか、という実験をしたことがあった。あのときは、検索項目が単純であればあるほどすっきりしたピークのある陽性誘発電位が出ていたけれど、私がやった単語を文になるように並べたときの検索ではダラーンとした長めの電位変動が出て、検索位置によるピークの比較なんかがやりにくいデータだった記憶がある。
 それはともかく、あの頃と比べると、最近の脳イメージング技術の進展は、率直にすごいと思う。ただ、研究するのにはとてもお金がかかるのだなあ。

fMRI of Letter Processing in Children and Adults

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  • 北海道地方の大学教員